飛行機の謎と疑問【続編】>●パイロットの養成には3億円掛かる!?

子供の頃に憧れた職業の中には、新幹線の運転手や宇宙飛行
士、消防士や警察官などの職業があると思うが、パイロット
もそんな憧れの職業のひとつだと思う。

その憧れの職業だったパイロットになるためには、どのよう
な方法があり、その道のりはどのようなものなのだろうか。

日本の民間航空会社で、ジャンボジェット機などの定期便の
パイロットとして働く道は大きく分けて二通りあり、ひとつ
は航空大学校を卒業する方法と、もうひとつは各航空会社が
募集する自社養成パイロットのふたつ。

日本の場合、全航空会社のパイロットの約7割以上が、この
ふたつの手段による者で占められていると言われる。

その他は、防衛大学出身や、自費でライセンスを取得する方
法もあるにはあるが、非常に稀なケースとなっている。

数年前から日本国内ではパイロットの需給が逼迫してきて、
パイロットが不足する事態に発展しているため、航空身体検
査の視力制限などが緩和された上、自社パイロット養成試験
の間口も広くなってきた。

例えば、日本を代表するに日本航空や全日空では、メガネに
よる矯正視力制限はあるものの、裸眼視力の制限が撤廃され
たり、学歴面では、以前は大卒が当たり前だったところが、
高卒でも可能という航空会社も増えてきているという。

しかしながら、大型機の機長にまで養成するには、一説によ
れば「3億円」という大金が掛かると言われていて、募集枠
が広がったとは言え、険しい道のりであることには変わりは
なく、競争率も130倍を超えることもあると言われる。

さらに、この自社養成試験は、各航空会社につき1人1回ま
でしか受けることができず、不合格になればそれまでのため、
まさに「一生に一度きりのチャンス」という訳なのだ。

それに対して、航空大学校はどうなのかといえば、学歴や年
齢の制限がある上に、自社養成に比べれば倍率は8倍と低い
ものの、3次まである試験を無事にパスして入学できたとし
ても、卒業後の国家試験に合格しなければ、何にもならない
という厳しい現実がある。

そしてこれが最大の難関ではないかと思われるのが、身体検
査で、パイロットになるためには「第一種航空身体検査」が
必須となり、これは、消化器系、循環器系、目、耳、運動機
能、さらに精神状態や神経系までくまなく調べる検査。

当然、肥満や血圧、血糖値なども基準以下でないと合格には
ならず、そういう意味では、若い頃から不摂生をせず健康に
留意して過ごさなければ、パイロットへの道は開かれないと
言えそうだ。

飛行機の謎と疑問【続編】

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