飛行機の謎と疑問【続編】>●航空機のクリーング作業は大変!?

自家用車の洗車は特にやらなくても、それ程重大なトラブル
に発展することはないが、航空機の機体のクリーニングは定
期的に行なわなければならい。

その理由のひとつに、機体についた汚れが金属を腐食させる
原因となるため、そのまま放置しておけば、機体全体の強度
が保たれなくなってしまうため、航空機におけるクリーニン
グの重要性は高い。

そのため、汚れがこびりついてしまわないうちに、早め早め
の機体のクリーニング作業が必要なのだ。

旅客機の中でも特に汚れが付着しやすい場所は、機首部分、
主翼、尾翼の前縁、エンジン周辺となり、フライト回数の多
い国内線の旅客機においては、毎週のようにクリーニングを
しなければならない。

自動車ならまだしも、70m級のジャンボジェット機の機体
をどうやって洗っているのだろうか?

日本の航空会社の中には、コンピューター制御で動く最新の
自動洗車装置を導入しているところもあり、この装置で機体
をクリーニングするのに、1人のオペレーターが80分で完
了させることができる。

これは、コンピューターに機体のサイズと形を正確に記憶さ
せておき、その形に沿ってブラシやノズルを動かしていくこ
とによって、自動でクリーニングができるようになっている。

しかし、大半の航空会社では、「人間の手」という最も原始
的な方法で機体をクリーニングしているのだ。

主な方法は、エンジン周囲の開口部など、水が入ってはいけ
ない場所を目張りなどした上、汚れている部分に洗剤をスプ
レーし、2〜3分後に汚れが浮き上がったところで、ホース
から出る高圧の水で洗い流すという方法。

しかし、それでも落ちない汚れは、やはり人間の手でモップ
やブラシに洗剤をつけてゴシゴシこすって落とすという方法
が取られ、前述の自動洗車装置でも最終的には細かい部分の
汚れは、手で落とすかないのが現状。

オール手作業の際に使われる水の量は、20トンにも及び、
それだけの水の確保も大変で、作業時間も20人がかりで4
時間も掛かるというから、その苦労は自動車を洗車する労力
のではない。

いずれの方法においても、最終的な仕上げの工程で「人間の
手」が必要なことには変わりなく、どのような最新鋭の洗車
機が導入されようとも、人の手が完全に不要となることはな
いようである。

飛行機の謎と疑問【続編】

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