飛行機の謎と疑問【続編】>●飛行機の部品点数はどのくらい?

航空機の整備に使われる部品の中には、大きいものはエンジ
ンから、小さいものはボルトやピン、ネジ、リベットなどと
様々な大きさのものがある。

ジャンボジェット機(ボーイング747)1機にどのくらい
の点数の部品が使われているのかと言えば、約600万個の
部品からつくられていて、自動車1台の部品点数が2〜3万
個ということを考えれば、200〜300倍近い点数の部品
が使われているという、驚きの数。

当然機体整備の際はこれら600万個の部品のうち、故障し
たものを取り替える作業をする。

しかも、フライトとフライトの間に行なう作業となるため、
作業時間は限られている上、交換作業が完了しなければ機体
を運航できなくなるため、乗客を始めとして、航空会社にと
っても損害が発生してしまう。

そのため、交換部品が発生するたびに工場へ発注していたの
ではとても間に合わないため、航空各社は多くの予備部品を
ストックしていて、航空会社の規模にもよるが、おおむね部
品の保有点数は、1000〜2000万個にもなる。

これらの部品を管理、在庫切れを起こさないように注意する
には相当な労力とコストが掛かり、航空機を購入するに留ま
らず、航空各社はこの部品調達と保管にもかなりのコストを
掛けているのが現状。

しかし、コストが掛かるからと言って、予備の部品が不足し
た時に、間に合わせの部品を転用するといったことをすれば、
一見うまく収まったように見えても、正規部品と同じような
性能を発揮できす、それが原因で墜落してしまった航空機も
あるため、そのような行為は厳に慎まなければならない。

1分1秒を争う航空機の機体整備の現場では、部品が間に合
わない時に似たような部品で間に合わせるということがあっ
てはならないため、航空各社は膨大な数のスペアパーツを常
に十分な数保有しておく必要があるのだ。

小さな部品の不具合が原因で、航空機に限らず自動車やその
他の機械で致命的なトラブルに発展した事例は推挙にいとま
がないくらいで、多くの人命を預かる航空機には、より一層
の注意とルールの厳格化が必要となる。

全長70mを超えるような巨大な機体の整備ではあるが、そ
の内容は極めて繊細・精密で気を抜けない仕事でもあるのだ。

飛行機の謎と疑問【続編】

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