飛行機の謎と疑問【続編】>●管制官の絶大な権力の源は何?

航空管制官と言えば、いわば空港とその周辺空域の番人とい
う位置づけにあるのだが、この航空管制官という職業、日本
国内では立派な国家公務員という立場にある。

民間航空機を管制するのだから、管制官も一般人が採用され
てもいいようなものだが、そこには国際法ともなっている航
空法が適用され、国家公務員の資格がなければ管制業務がで
きないことになっている。

国際的な法律である航空法が定めるところ「航空機は、航空
交通管制区又は航空交通管制圏においては、国土交通省が与
える指示に従って航行しなければならない」と明言されてい
ることから分かる通り、これは法律。

そして、その国土交通大臣の代理人となるのが管制官であり、
従って彼らは、警察官や自衛官などと同様に、国家公務員と
いう立場にある。

その理由としては、「管制官」はいわば空の「交通整理」を
主務とする職業のため、警察官が道路交通法にもとづいて行
なう「交通整理」と同じものと考えられているため。

国際空港は、海外からの航空機も多数乗り入れているため、
万が一管制上のトラブルが原因で事故が発生した場合など
は、当然のごとく保障や外交に関する問題が発生するため、
管制業務は国家が責任を持って行なわざるをえない業務とな
っているのが実態。

管制官の権限は絶大かつ絶対で、管制官が「NO」と言えば
なんぴとたりともそれに従わなければならず、昔はしばしば
管制官と衝突するようなパイロットも少なくなかったとか。

しかし、現在ではその管制業務も安全に支障がないと判断さ
れれば、パイロットに対していくつかの代替案を提示したり
して、融通をきかせてくれるように変化してきたと言われて
いる。

しかし、まだまだ「管制官」と「パイロット」の距離は遠く、
「NO」と言われればそれに絶対服従の構図は変わらない。

しかし、絶対権限を持つ者が管制業務を行なわなければ、大
惨事を未然に防ぐことはできないため、憎まれても「NO」
と言い続けるのが管制官の重大な任務なのだ。

飛行機の謎と疑問【続編】

トップページ
●航空機内で携帯電話を使うと
●飛行機のエンジンがエアコン?
●補助エンジンは隠れた英雄!?
●旅客機が上昇できる限界高度
●離陸と着陸のどっちが危険?
●コックピットが狭い本当の理由
●旅客機の出発時刻はどの時点
●全面禁煙の機内での喫煙事情
●航空機の心臓部の点検・整備
●燃料価格の高騰は死活問題
●こんな変わった物も運べます
●上空で膨張すると大変!?
●飛行中にドアが開かない理由
●パイロットが体験する錯覚
●コックピットの窓の構造
●旅客機は客船のマネをしてる?
●胴体に付いている突起物は?
●着陸をやり直す直接の原因は?
●温かい機内食が出てくる仕組み
●雷雲がもたらす空のショーとは
●翼が斜め後方に伸びている理由
●シュミレーターのお値段は?
●パイロットと宇宙放射線の関係
●パイロット専用トイレ?
●国際線のフライトで肥満に!?
●幻の客室乗務員とは!?
●空にあいた大きな穴とは?
●セキュリティチェックの光と影
●主脚にかかる凄まじい衝撃
●航空機史上最大の事故とは?
●航空機が突然山や地面に衝突
●国内線ジャンボジェットの末路
●安全のしおりを読まない方へ
●上空で「酸素マスク」は命綱
●匠の技が生きるリベット打ち
●金属疲労を心配するパイロット
●ペットと飛行機に乗る方法
●整備士が家に帰れない理由
●一等航空整備士の絶大な権限
●トイレの近い人は要注意の項目
●翼が折れないような設計思考
●エコタイヤで足元の安全確保
●コクピットが二階になった理由
●いわゆる究極のフライトとは?
●コックピットの時計は何時?
●客室乗務員の本当の仕事は?
●莫大な空気を欲するエンジン
●24時間体制の過酷な職場とは?
●管制官の絶大な権力の源は何?
●今さら聞けないエコノミークラス症候群予防法
●飛行機の部品点数はどのくらい?
●航空機のクリーング作業は大変!?
●整備士になるために必要な能力は?
●飛行ルートが毎日変わる理由とは?
●高度計の数値はアテにならない!?
●空の道を外れて起こった大惨事
●巨大な主翼に隠された秘密
●エンジン全停止の原因とは?
●横風は着陸時の事故原因に
●整備士は空港一タフな職業
●整備士に求められる資質とは?
●旅客機が自力でバックできない理由とは?
●空の交通ルールは船と同じ?
●美人の客室乗務員が多いのは?
●構想から10年かかる新型機の開発
●旅客機の寿命は何年くらい?
●機体にはプラスチックが多用!?
●航空性中耳炎には要注意!?
●パイロットの養成には3億円掛かる!?
●免税店で値引き交渉できる!?
●轟音の中で会話ができる秘密

その他

リンク募集中