飛行機の謎と疑問【続編】>●安全のしおりを読まない方へ

旅客機に乗って荷物を頭上の荷物入れに入れ、シートに座り、
シートベルトを締め、離陸までの時間を待つ間、前の座席の
背中にある安全のしおりや、その他パンフレットなどを眺め
る人も多いと思う。

中には、搭乗口で借りた、新聞や雑誌などを読んでいる方も
いるはずだ。

乗客が全員乗り込めば、飛行機のエンジン音が高まり、静か
に滑走路までのタキシング(地上滑走)が始まる。

このタキシング中に決まって行われるのが、客室乗務員によ
る、酸素マスクのつけ方や、ライフベスト(救命チョッキ)
の膨らませ方の実演。

しかし大半の乗客はこの実演を見ておらず、雑誌や本などを
読みふけっている状態。

自分の乗った飛行機が墜落する訳がないと確信しているのか、
あのような実演は見飽きているから見る必要などないと思っ
ているのかもしれない。

しかし、いざという時のためにも、ライフベストの膨らませ
かたや、酸素マスクのつけ方くらいは覚えていたほうがよい。

なぜなら、安全のしおりを読み、実演をきちんと見ていた乗
客の方が、実際の事故の際に助かる確率が、見ていない人の
3倍にもなるからだ。

通常人間は、見たり聞いたり、体験したこと以外はできない
もの。

それが緊急事態であればなおさらで、未体験のことや知識に
ないことを、緊急時にいきなりできる訳がないのだ。

高度1万5000メートルの高高度で、突然機内の酸素が失
われれば、15秒ほどで人は意識を失ってしまう。

そのため、酸素マスクが天井から降りてくれば、遅くとも10
秒以内に装着しなければならない。

そのためにも、このタキシング中の実演をみちんと見て、
安全のしおりも読んでおくということは、とても重要なこと
と言えるのだ。

飛行機の謎と疑問【続編】

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