飛行機の謎と疑問【続編】>●航空機が突然山や地面に衝突

航空機の計器類やレーダー技術が、あまり発達していない時代
に頻発した事故が「シーフィット(CFIT)」と呼ばれる事
故で、航空機自体に何ら異常が見られないにも関わらず、山や
地面に衝突する事故のことを指す。

この「シーフィット」の恐ろしい点は、機体が突然山や地面に
衝突するため、その衝撃などによって、乗員のほぼ全員が死亡
するという大惨事につながるというところ。

実際には、1988年〜1997年の10年間の間に、この
シーフィットが原因の事故で2806名もの尊い命が失われて
いるのだ。

そしてこの数字は、航空機事故死者の41%を占めるまでに
至っているのだ。

このシーフィットが発生する大きな原因としては、必要な防止
装置を装備していないことに加え、パイロットや管制官の勘違
いにより、空路上の地形を誤認していることなどが挙げられる。

これらの事故に対する防止対策としては、MSAW(最低高度
安全警報)機能つきのレーダーや、ILS(計器着陸装置)な
どを空港に設置すると同時に、飛行機へのGPWSの設置が有
効とされている。

このGPWSという装置は、地上接近警報装置の略で、電波高
度計の高度や上昇下降による気圧高度の変化率などの情報をも
とに、機体が地面に異常接近した場合に、警告灯と音声を使っ
てパイロットに危険を知らせる装置。

GPWSを1975年の12月以降、アメリカ合衆国では、ア
メリカ国籍のすべての民間大型機に設置するよう、連邦航空局
(FAA)が義務づけたところ、これ以降、アメリカ本土にお
けるシーフィットはほぼ皆無といわれるほどに激減をしたのだ。

同様の措置は日本の航空業界でもとられ、さらにはパイロット
や管制官に対してのシーフィットに対する教育や、フライト・
シュミレーターなどを使った訓練などを通じて、シーフィット
に対する理解を深め、防止することにつなげている。

飛行機の謎と疑問【続編】

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