飛行機の謎と疑問【続編】>●主脚にかかる凄まじい衝撃

ジャンボジェット機が着陸する際、車輪にかかる力と衝撃
にはすさまじいものがある。

地面との摩擦でタイヤは白煙を上げ、時には火花を散らす
ことすらあるのだ。

航空機の着陸時には、機体全体重量の90%が主脚と呼ば
れる後ろに付いた車輪にかかり、機体が前進するエネルギ
ーのほとんどを主脚が吸収する。

そのために、ジャンボジェット機の主脚は4本もあり、タ
イヤは合計で16本もついているのだ。

しかし数を増やすだけではまだまだ不十分で、車輪をとり
つけてある主脚の取り付け方にも、設計上の工夫がしてある。

車輪が機体に対して垂直に取り付けられていれば、機種を
上げた状態で着地をするときの、機体にかかる前進エネル
ギーを吸収しきれず、機体がつんのめることによって、
機首が下がってしまう。

そのためにブレーキをかけても滑走路内で止まりきれず、
着陸距離をオーバーランする恐れがあるのだ。

そのような事態を防ぐために、ジャンボジェット機の車輪
は、機体に垂直ではなく、斜めに傾いて取り付けられてい
るのだ。

さらに主脚にかかる衝撃をやわらげるために「空気バネ」
と「油圧によるバネ」の二種類を組み合わせ、衝撃エネル
ギーを吸収することにより、安全に安定して着陸できるよ
うになっている。

巨大な構造物(航空機)が、時速200キロを超えるスピ
ードでアスファルト上に着地するだけに、その衝撃を受け
止めるためには、それなりの技術や工夫が必要なのだ。

飛行機の謎と疑問【続編】

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