飛行機の謎と疑問【続編】>●幻の客室乗務員とは!?

今では想像もつかないことなのだが、日本航空JALの国際線
では、(1960〜1970年)頃、着物による客室乗務員の
ファーストクラスでのサービスがあったということだ。

その当時の訓練所では、着物の着付けの授業まであったという
から驚きだ。

ウェルカムサービスの一環として、キャビンに乗り込む乗客を
着物姿でにこやかに出迎えるというサービスには、その粋で雅
な雰囲気とは裏腹に、大変な苦労があったと聞いている。

客室乗務員は、航空機内でのブリーフィングのあと、着物に着
替えるのだが、機内に専用の更衣室などなく、狭い機内のトイ
レの中での着替えとなっていた。

しかも客室乗務員の数の関係から、ひとり着替えにかけられる
時間はわずか10分弱、その短時間でバタバタと着替えを済ま
せ、機内で搭乗してくるお客様を迎えなければならないのだ。

しかしこの着物でのサービスは、海外のお客様をはじめとした
乗客には大変好評で、このサービスを楽しみにしている乗客も
少なくなかったとか。

しかしこの早着替えでやっと着付けた着物も、飛行中は機内サ
ービスをするには不便なため、離陸前には改めて制服に着替え
ることになっていた。

しかし大きな事故もなかった当時は、時期によっては着物姿の
ままでのミールサービスや、着陸後のお見送りまでするような
こともあったという。

しかし、1972年にインドやモスクワで起きた航空機の大事
故をきっかけに、スチュワーデスはあくまで保安要員という大
前提を見直す動きが強くなり、こうした乗客に喜ばれたサービ
スも、会社による自粛から、最終的には廃止となってしまった
ということだ。

今となっては、幻のフライトともいえるこの着物でのサービス、
一度は乗ってみたいと思いませんか?

飛行機の謎と疑問【続編】

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