飛行機の謎と疑問【続編】>●シュミレーターのお値段は?

現在のジャンボジェット機には、さまざまな安全に関するメカ
ニズムが採用されているため、かなり危険な状態に陥っても、
なんとか航行を続けることが可能になっている。

時々あるトラブルのにとつに、片翼のエンジンが何らかの理由
で1基故障してしまい、やむなく残る1基での操縦になること
がある。

そのような状況になっても、旅客機の操縦は可能だが「それ
相応の技術」が必要とされるのは当然。

そこで、そうした資質を常に持っているかどうかを確認するた
めに、パイロットは定期的な技能検査が義務づけられているのだ。

その技能試験は、「フライト・シュミレーター」と呼ばれる、
ゲームセンターにあるカーレースや、電車などを運転するゲー
ムのような模擬飛行装置を使って行われている。

ただ、実機のコクピットを忠実に再現しているため、その高性
能さと操縦の複雑さはゲームの比ではなく、価格も1台数十億
円もする大変高価なもの。

技能審査の内容は、「フライト・シュミレーター」を使って行
うだけあって、無謀な操縦をする危険行為のオンパレード。

離陸後に教官の指示した高度まで上昇したかと思うと、今度は
急降下、さらに急上昇など、およそ通常のフライトでは絶対に
禁止と言われる操縦を体験させられる。

旋回中に機体を傾けてもよい角度「バンク角」は、通常のフラ
イトでは最大25度までが限界と言われているが、それを60
度という、ほとんど逆さまと言える状態でバンクさせたりもする。

さらに、非常時の対応を見るということで、離陸中や飛行中に
エンジンのひとつを突然シャットダウンしたり、火災を起こし
たり、油圧系、電気系のトラブルを発生させたり、横風や吹雪
などの気象条件と、考えうる限りの非常事態に対応する資質を
審査されるのだ。

まさに、「フライト・シュミレーター」だからこそできる審査
内容で、実機でこれをやれば、大事故につながりかねないよう
な危険な場面を疑似体験し、パイロットは非常時の技量を磨い
ていくのだ。

飛行機の謎と疑問【続編】

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●上空で膨張すると大変!?
●飛行中にドアが開かない理由
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●旅客機は客船のマネをしてる?
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