飛行機の謎と疑問【続編】>●雷雲がもたらす空のショーとは

ジャンボジェット機などの大型航空機に限らず、空の最大の
脅威となっているものに、積乱雲がある。

夏の空によくあらわれる、その真っ白く、大きな雲のかたま
りは、地上から眺めているだけでは、夏の風物詩として見て
いることもできる。

ところが、空を飛ぶ飛行機にとって、これほど怖い存在もな
いと言われているのだ。

なぜなら、積乱雲のなかは、上昇気流と下降気流によって、
秒速数十メートルというすさまじい乱気流状態となっている
上に、直径10センチにもおよぶ「ひょう」が飛び交ってい
たり、まさに航空機にとっては「地獄」のような場所なのだ。

もしまともに積乱雲のなかに飛行機が突っこんだら、機体が
バラバラになるほどの凄まじい気象条件のかたまりが、この
白くてキレイな積乱雲の正体なのだ。

航空機を操縦するパイロットが、「できることなら出遭いた
くない」と思っているものナンバーワンなのも、うなずける
というものだ。

しかし、東南アジア線などの、赤道付近を飛行するルートに
よっては、出遭わない方が珍しいと言われるほどに多い。

このような状況の中では、機上のレーダーと目視によって、
連なる雲の隙間を縫うように右へ左へと飛行するようになる。

そんな積乱雲の中でも、「雷雲」と呼ばれる積乱雲に夜間取
り囲まれれば、四方八方から放たれる光のスパークが目の前
を覆いつくし、その音と光のエンターテーメントは、どんな
花火より美しい。

本当はすぐに逃げてしまいたいのだが、あまりの迫力につい
つい見入ってしまうパイロットも多いとか・・・。

ただ、これは安全な飛行ルートがきちんと確保されている時
に限るもので、パイロットが雷雲見たさに積乱雲に近づいて
いるのではない、念のため。

飛行機の謎と疑問【続編】

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